アンタレス
意識が到達することにより既に触れているというのだが、実際は何が触れているだろうか。もし物体と物体が触れる、人と人とが合うというようなことを想定しているとすればそれは何も触れてはいない。96でもって括るということで言えば、実際はすでに触れているが、物質的なものと比較するがゆえに触れていないと言い切ってしまうということなんだろうか。
もし物質的交錯ということを完全にないものとして考えればもっと微妙なものが見えてくるのかもしれない。神の世界は薄味なんだろうと以前ぼくは考えたことがあったが、見えない、わからないというが実は見えている。沈黙が育てば見えてくるものがあるというのがこれまでの体験としてはある。
「二次元」とは何なのか、これはまあ高次元というわけではないが、振動番号的に言えば低い、物質性が高いというわけでもない。いわゆる妄想、水素番号で分ければたぶん48ということになるんだろう。人間の精神に対して喚起するものが本体だ。
ピアノを弾いて録音しているとやはりそこに収斂というものがある。到達点がある、そのことによりいささか高次元に向かっていると感ずるものではあるが、文章にそれはあるだろうか。
アンタレスにぼくは触れているだろうか。まず恒星というものの概念、それが自ら光を発する、それがまあイデアといえばイデアだろう。自ら光を発する、それは生命もそういうものである。生命がなぜ生命としてありうるのか、実際はわかっていない。そのように恒星もなぜ光を発しているか実はわかっていない。何かが燃えている、というものでもないそれ以上の何かがあるはずだ。
恒星というのは比喩であるのだろうか。誰にも説明などする必要は、本来ないのだから還元主義者を相手にすることはやめよう。時間の無駄である。
夢は覚えていることは少ない。ロータリー、歩道橋の夢、あれがアンタレスと関係あるような気がする。天の八街アンタレス。名前と言葉と、それくらいしか手掛かりはない。それで情報が得られるってほんとかね。アカーシックレコードとは虚空から情報を引き出すということでしょう。どういう仕組み?