今日は、山に詳しい知人と、南嶺は宇津野山に登った。南嶺の中でもこの山だけはいままで登ったことがなかった。
桟橋五丁目の電停からブリコの敷地を横切って、登り口まで歩く。途中、バイクに山ほど釣り竿を刺した人が、道端の川で網を打っていた。漁師であるらしく、赤目は幻の魚だなどというが最近は増えすぎてしまってスズキが食われていなくなっている、などという話を煙草を吸いながら話していた。明日は時化るらしく時化ると、湾内にそういった大きな魚が入ってくる、というようなことを言っていたと思う。
網ではボラの子を採っているらしいが、直接食べるのではないだろう。生餌にするのか、その用途は分からない。
宇津野山の登り口はわかりにくいところにあり、あまり登る人はいないのだろう、道はやや荒れ気味であった。そこここに土を掘り返した跡があり、これはイノシシが餌を求めて掘り返したのではないかと知人は言う。
宇津野山~鷲尾山山頂に至り、そこから吉野方面に急降下した。降りるのは10分くらいしかかからない。私は上り坂では息が上がってしまうが下りはそういうことはほとんどない。だが明日以降の筋肉痛が心配である。急いだためにやや疲弊した。バスに乗ったのも疲弊した原因の一つである。オルガンの練習に行くつもりであったが家に着くと落ち着いてしまい結局行かなかった。こういうことはよくある。
当日のルート
上はGPSで記録を取っていないので、山中のルートはほぼ当て推量であるとはいうものの、
地理院地図で空中写真を地形図に重ねてみると、森の葉の色が南北で違っている部分がある。
山中を歩いていると、北側は針葉樹林、南側は広葉樹林であったことから考えて、この色の境目が道だったのではないかという推量でルートを書いた。あるいは直接道らしきものが見える場合もある。
ピアノの練習は、最近は2時間では収まらなくなっている。オスカー・ピーターソンが(この人は有名なジャズピアニスト)ごルドベルク変奏曲を薦めていたというので、私も多少、やる気になっている。ジャズ風のインプロビゼーションというのは私の見るところ変奏曲の一形式だと思うので、そういう見方で行くと、これを薦めるのは理解できる。私は即興演奏というのをほとんど信じていない。特にジャズの即興演奏は作曲と変わらないだろう。