昔はもっと無邪気に自分の意志力を信じていたような気がするがいつの頃からか、信じない、信じないほうがよいと考えるようになった。
思考力を使うものは自ずからその中に引きこまれて出て来れなくなってしまうことも多いが、これは意志力の問題ではない。瞑想は未だに私は面白みというものを感じられないので、なかなか開始まで行き着くことができない。
信じないほうが良いというのは、外的環境を、そうせざるを得ない状態にしてしまうということによってその意志力の弱さに対処するということである。もっとも昔も意志力が強かったというわけではなく、無根拠に自分の意志力を信じていたということになる。考えを改めたのは最近のことだ。